第7話 「墨淵の脱け殻」②
墨淵(ぼくえん)が亡くなってから2か月が経ちました
天君(てんくん)は翼族と同盟を結んだものの、未だに仇討を諦めてない様子の司音(しいん)を心配しています
あの戦で、一万人の兵を差し出し全滅した「素錦族」に、たった一人残された幼い娘がいました
天君はその娘に素錦(そきん)と名付け昭仁皇女として、第一皇子の央錯(ようさく)夫妻の養女に迎えさせた
長年子供が出来ない央錯の妻・楽胥(らくしょ)の心境は複雑でしたが、東華帝君(とうかていくん)から崑崙虚に行けば答えが見つかると言われます
天君の命で、司音を論ずるために央錯夫妻は崑崙虚を訪れます
金蓮(きんれん)は慌てた様子で司音の元にやって来て「もう、側にいてやれない」と伝えます
第7話 「墨淵の脱け殻」②
墨淵(ぼくえん)が亡くなってから2か月が経ちました
天君(てんくん)は翼族と同盟を結んだものの、未だに仇討を諦めてない様子の司音(しいん)を心配しています
あの戦で、一万人の兵を差し出し全滅した「素錦族」に、たった一人残された幼い娘がいました
天君はその娘に素錦(そきん)と名付け昭仁皇女として、第一皇子の央錯(ようさく)夫妻の養女に迎えさせた
長年子供が出来ない央錯の妻・楽胥(らくしょ)の心境は複雑でしたが、東華帝君(とうかていくん)から崑崙虚に行けば答えが見つかると言われます
天君の命で、司音を論ずるために央錯夫妻は崑崙虚を訪れます
金蓮(きんれん)は慌てた様子で司音の元にやって来て「もう、側にいてやれない」と伝えます
いよいよ人型になる準備が整ったという事なのでしょうか
そうなると金蓮の時の記憶はすべて失ってしまうのです
金蓮は最後に「司音」と名前を呼び、消えてしまいました
不思議なことに、その最後の声は司音にも聞こえていました
金蓮が枯れてしまったと弟子が騒ぐ中、異変がおこります
楽胥が枯れた金蓮に触れた瞬間、金色の光が彼女を包みました
の疊風(ちょうほう)は、金蓮は主を待っていると墨淵が話していた事を思い出します
司音の様子を見に来た疊風は、亡くなって2か月も経つのに墨淵の姿が全く変わらないことを不思議に思いました
そして翼族の秘宝に、口に含ませば亡骸は永遠に腐敗しないと言う「玉魂」がある事を思い出します
そうなると金蓮の時の記憶はすべて失ってしまうのです
金蓮は最後に「司音」と名前を呼び、消えてしまいました
不思議なことに、その最後の声は司音にも聞こえていました
金蓮が枯れてしまったと弟子が騒ぐ中、異変がおこります
楽胥が枯れた金蓮に触れた瞬間、金色の光が彼女を包みました
の疊風(ちょうほう)は、金蓮は主を待っていると墨淵が話していた事を思い出します
司音の様子を見に来た疊風は、亡くなって2か月も経つのに墨淵の姿が全く変わらないことを不思議に思いました
そして翼族の秘宝に、口に含ませば亡骸は永遠に腐敗しないと言う「玉魂」がある事を思い出します
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いろいろ思い出す疊風様、さすが一番弟子だけあって物知りです
【登 場 人 物】
央錯の妻・楽胥(らくしょ)さんです
後に登場する夜華のお母さまでございます
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