第16話 「夫婦の約束」
臙脂(えんじ)は、玄女(げんじょ)の協力で手に入れた兵符を使って離怨(りえん)を救い出します
鮫人族の母を持つ離怨と臙脂が長海に逃げることは明らかで、天族と鮫人族が危うい関係にある今、その事が公になれば天族と翼族の関係も破綻してしまいます
その報告を受けた離鏡(りけい)は、密かに離縁を捕らえるようにと命じました
一方、素錦(そきん)と叔父・連宋(れんそう)と共に天族の支族を訪問していた夜華(やか)は、隙を見て人間界に戻ります
人間界では半年の月日が流れ、素素(そそ)はその間、森で彼を待ち続けていたのです
再会を果たす2人だったが、夜が明けると夜華はすぐにまた戻らなければなりません
夜華は”銅鏡”を素素に手渡し、後ろ髪をひかれる思いで天界へ戻ります
銅鏡を使えばどこに居ても話ができるのですが、夜華に出会う前よりも寂しく思う素素でした
寂しそうな素素の姿を見た夜華は、ある計画を立てていました
それは、皇太子の座を捨て人間界で素素と幸せに暮らす事で、それは同時に天君から素素を守る事になると思ったからでした
夜華は鮫人族との戦の時に、死を装い天界から姿を消す計画をしているのです
その事を明かされた連宋は、夜華が本気の恋をしている事に驚きます
支族の首領達へ鮫人族との戦いの支援を要請する夜華ですが、気乗りしない様子です
しかし夜華の誠意ある説得で、協力を得ることが出来ました
一方、白鳳九(はくほうきゅう)は成玉元君(せいぎょくげんくん)からもらった”失魂果”という怪しい果物を食べて酔っぱらってフラフラ歩いています
それを見ていた東華帝君(とうかていくん)は、部屋に帰るよう促しますが、白鳳九は「織越(しょくえつ)に叱られる」と言い帰る事を渋ります
東華帝君は、酔いつぶれて寝てしまった白鳳九を抱きかかえ、”太晨宮”に連れて帰りました
これはすべて、2人を近づけるための成玉元君の策だったのです😁
皇太子の座を捨てるつもりの夜華様、なんて大胆な事を考えたのでしょう
しかし、上手くいくならその方が幸せにはなれるような気がします
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