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あらすじ書いてます |
第20話「妻を守るために」
天君は、長海で静養する夜華（やか）の元を訪れ、素素（そそ）が天宮に捕らわれている事を話しました
夜華は天君に本心を悟られないように、素素には恩返しのために子供を授けただけだと伝えます
そこで、何を企んでいるのか素錦（そきん）が会話に入り、素素を夜華の側室にする事を提案しました
天君がそれを承知する訳もなく話は終わりました
しかし、夜華の寝室を出た後で素錦は天君に、彼が素素に渡した”銅鏡”を見せて、夜華が彼女の事を大事に思っている事を匂わせました
それは、素素を天君の怒りに触れさせると言う素錦の策略なのです
素素と２人で人間界で添い遂げるための計画が失敗に終わり、天宮に捕らえられてしまった彼女を救うために、夜華は素素が出産を終えたら”忘川水”を飲ませてすべて忘れさせた後、人間界に帰し完全に縁を切る決心をしています
その時、天宮で素素が火事に巻き込まれた事を知った夜華は、傷も癒えないまま急いで天界へ戻ります
天宮に戻った夜華に逢えて喜ぶ素素ですが、今までにない無関心な彼の様子に戸惑う素素です
しかし、それは楽胥（らくしょ）が一緒にいたためでした
自分が戻った以上、二度と辛い思いはさせないと言う彼に、自分の家族の話を一切せず合わせてもくれない事に寂しさを感じていましたが、天族の皇太子だった事で理解できたと話す素素でした
夜華は彼女に、表向きは冷たく接するが素素を守るためだから信じて欲しいと話し、絶対に誰とも関わるなと言い聞かせました
そして、素素のために人間界から来た奈奈（だいだい）を侍女として連れてきました
夜華の母・楽胥は、夜華が第二皇子桑籍（そうせき）の二の舞を踏む事を心配していました
天宮の宮女を排除して、天族の掟を知らない人間を侍女に付けた事を知った楽胥は、素素のサポートを素錦に頼みます
夜華は、素素の事を気に留めてない振りをするための公務に没頭しますが、”銅鏡”で様子を見たり、素素が眠った後で密かに逢いに行きました
素素は、一向に顔を見せない夜華の事を信じて、不安と寂しさに耐えていました
そんな時、素素の屋敷に素錦がやって来ました
彼女は素素に優しく接しながら、”今回の戦で夜華が死にかけた時、付きっ切りで介抱した”とか、夜華の事を一番理解しているのは自分であると、言わんばかりに意図的に親密さをアピールします
天宮では、素素の事が公にならないように、出歩く事を禁じていますが、素錦は”楽胥の命で法会に連れて行き、気晴らしさせる”と嘘をつき、素素を屋敷の外に連れ出しました
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