第3話 「恩讐の想い」
静思楼で琴を弾いていたのは、花家の令嬢ではなく白娉婷(はくへいてい)でした
花家の令嬢には好きな男性がいるのに、無理やりお見合いの席に連れてこられました
楚北捷(そほくしょう)の見合いの話を聞いた白娉婷は、令嬢を思い人の元へ行かせて入れ替わったのです
楚北捷が令嬢の弾く琴の音に惹かれて会いに行くと、そこには白娉婷の姿がありました
推測はしていたものの白娉婷が、本当に燕は軍師だったことに驚きます
そして、白娉婷も未だ顔を見たことがなかった楚北捷が、自分を助けてくれた男だった事に驚きました😬
彼女が楚北捷に逢いに来た目的は、何侠(かきょう)を見逃して欲しいと頼むためでした
しかし、自分の命も顧みず何侠を助けようとする白娉婷の覚悟を知った楚北捷は、彼女の気持ちを汲んで何侠を見逃しました
楚北捷は、民を思う白娉婷の考えが自分と同じだった事に驚かされます
彼女から昔の話を聞きだそうとしますが、出てくるのは敬安王家の事だけでした
白娉婷は、恩人の敵を討つことを諦めていないと楚北捷に伝えました💢
楚北捷は、白娉婷を自分の妻として迎えるために、養女として花家に彼女を預けます
もし彼女が逃げたら、花家は皆殺しにすると告げました
これは軍師の才を持つ彼女を繋ぎとめるための、苦肉の策でした
去り際に、彼女の名前を知った彼は、彼女があの少女だという事を確信します
白娉婷の簪は、元は楚北捷の母の物で、幼い頃に彼が少女(白娉婷)にあげた簪なのです
貧しくて、病の母の薬も買えない最中、少女と出会いました
少女の父親は、星の巡りが不吉だと言って楚北捷を敬遠しましたが
そんな事はお構いなしで、少女は彼にパンを分けてくれたのでした🍞
花家は絹織物商を営んでいて、婚礼の衣装も花家で仕立てられます
白娉婷は花家の令嬢に工房を案内してもらう内に、楚北捷を暗殺する方法を思いつきます
🍀 続きは、そのうちに…
第2話「運命の邂逅」 🔙 戻る
しかし楚北捷は、白娉婷が初恋の少女なのか半信半疑の時から、妻に迎える行動に出てますが、つまりはそれとは関係なく好きになっていたという事なのですね💕
白娉婷の主、敬安王子の何侠です
2人は、幼い時から一緒に育ち
ゆくゆくは白娉婷を娶る予定でした💖
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